物語を楽しむためには。想像する力、共感する力、考える力が必要です。
部分的な快不快ではなく物語として丸ごと受け止めるために、集中力や持続力も必要になります。
そして物語を楽しもうとしたら、意識せずにそれらの力を使います。
また、物語は作られた世界でありつつ、読むたびに意識しなくても実生活にどこかしらリンクします。
物語を楽しむことは生活に必要なことだと私たちは考えています。
物語は、活字を読んで楽しむだけでなく、聞いて楽しむことができます。
私たちは、読書に近い形のストーリーテリング、読み聞かせをすることで物語を楽しむ場を提供しています。
私たちが行っているストーリーテリングや読み聞かせは、語り手と聞き手が一緒に物語の世界に行って帰ってくるものです。
そして、普段は読み手になっているおうちの人も、お子さんと一緒に聞き手になることで、お子さんが、より物語の世界に没頭できるのです。
読書は個人のものですが、ストリーテリングはみんなと一緒に楽しむことで、物語の世界を広く深く楽しめます。
読書することの楽しさを知る未来の仲間を増やすために、1985年2月より上田市立上田図書館で子供達を対象におはなし の会を始めました。
物語が主役のストーリーテリング、読み聞かせを目指しています。聞いた後に、語り手ではなく物語の内容が印象に残ることが私たちの望みです。
ブログを書いているのは、おはなしざしきわらしの会 主宰 山浦美幸です。
コロナ禍で会って話すことが減ったので、そうだ、ブログがあったじゃないかとほったらかしのブログを、更新しはじめました。読んでくださる方がブログで話題にしたことをご自身に置き換えて考えてくださると嬉しいと思っています。
上田市立上田図書館内 おはなしざしきわらしの会