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自分の本を見直す

 本は買って読む派で、特に子どもの本は絶版になりがちなので、気に入ったらお財布が許す限り買うことを心がけてきました。特に見直すこともなくそんな生活を続けてきたので、いよいよ収納に限界がきています。新しい整理術などがはやっても、ときめきで判断するのはコレクター魂に反するなどとケチをつけて争ってきましたがそうもいっていられなくなってきています。

 また整理整頓の極意は物を減らすことと言われていますが、自分がいらないものを人にあげるのもどうなのかと思ったりもします。譲る相手を広く募れば意外と欲しい人もいるようで、フリーマーケットのアプリなどが広がっていますが、その手間を考えると私にとっては敷居が高いもので試したことはありません。

 整理整頓が苦手な私にも整理整頓が得意な友人がいます。その友人は物をため込まずとても綺麗に暮らしています。そして年齢を重ねて体力が落ちてから手をつけるのは難しいので、早い段階で処分することが大事だと助言してくれるのですが、結局私は手をつけられずに今に至っています。

 追い込まれないと動けない自分にため息をつきたい気分ですが、重い腰を上げてとりあえず、いる本といらない本に分けてみようかと思います。必要だと思っていた本がどれだけいらなくなっているのかと考えると興味が湧いてきました。きっと今が見直しの時かもしれないと思っています。